「中原街道と武蔵小杉」4 泉沢寺・役場と商家が並ぶ神地

葉茶屋(矢島家)

坂戸屋の左隣に昭和の初期まで葉茶屋があり、製造・販売していた。
矢島家では、自分の家でも茶畑を作っていたが、近くの農家と契約し畑のまわりに沢山のお茶の木を植えていた。また農家から、つみ採った茶の葉を買い入れていた。不足分は狭山から仕入れていた(農家1軒で7kgくらいがやっとの収穫量だった)。
埼玉県狭山から職人が4・5人、泊り込みで来て、手もみして製品にしていた。
葉を温める機械が数台あった。かなり多忙でせわしかったという。
店先きには茶つぼに品物を入れて、計り売りなどしていた。近くの村々から、よく買いに来ていた。

小川本家のバラ園(今は一部が駐車場)街道をはさんで「アサヤマストアー」(今は肉のハナマサ)(昭和47年)

小川本家の畑と駐車場(平成20年)小川本家では、醤油「ふんどん東陽」を関東大震災直後から昭和17年頃まで製造し、年700 ~ 800石の生産高があった

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