新・小杉散歩
2018.01.12
川崎七福神めぐり
2018年最初の散歩は、「川崎七福神めぐり」です。
中原区内の7つの寺院では、元旦から7日まで七福神の旗が立ち、専用の色紙に御朱印をもらうことができます(色紙代500円、御朱印代各200円)。
川崎七福神めぐりでは、はじめに訪れたお寺で7寺の墨書が書置きされた色紙を受け取ります。これに各寺院の朱印をいただき、最後のお寺にて参拝の日付を記してもらいます。
はじめに向かったのは、南武線武蔵新城駅から徒歩6、7分の場所にある福禄寿の安養寺。本尊に大日如来が安置されています。ご住職にお話を伺うと、福禄寿が祀られたのは40年程前とのこと。近年は、健康のため徒歩やジョギングで七福神めぐりをされる方が増えたとも仰っていました。たしかにこの日も、本格的なランニングウェアで参拝される方がちらほら見られました。
次に訪れたのは、安養寺から徒歩6分程の場所にある上小田中の宝蔵寺。こちらは弁財天が祀られています。
ご本尊が「子育地蔵菩薩」ということもあってか、ご家族連れで参拝される方が多くいらっしゃいました。
こちらのお寺では、御朱印をお願いすると弁財天の御守りをいただけます。
お財布の中に入れておくと良いそうです。
続いては、宮内にある毘沙門天の東樹院 多聞寺。
こちらは不動明王尊を安置する本堂とは別に、立派な毘沙門堂が建立されています。御朱印は本堂隣の新庫裏にて受け付けています。
4番目に向かったのは、中原街道沿いに建つ徳川家ゆかりの古刹・西明寺です。東樹院 多聞寺からは、等々力緑地を経由して徒歩23分程。こちらは大黒天が祀られています。
ご住職のお話によると、こちらの大黒天像は、約400年前に木食上人によって作られたものだそうです。七福神めぐり期間は、本堂に公開されています。 とても広い境内の西明寺ですが、七福神めぐりの参拝客ばかりでなく、地元の人々や団体の参拝客で溢れ、大変賑わっていました。
西明寺を出たら武蔵小杉駅へ出て、南武線で向河原へ。寿老人を祀った中丸子の無量寺をめざします。
無量寺の御朱印は寺務所で押印していただくほか、お急ぎの方用に自分で押印することもできます。その場合、こちらの小さなお賽銭箱に御朱印代を納めます。
6つめは恵比寿様のある上丸子の大楽院をめざします。多摩川沿いを丸子橋方面へ約20分。ひたすら真っすぐ歩きます。
大楽院は、自分で御朱印を押すスタイルでした。のんびり歩いたため、陽が傾いてしまいましたが、残るはあとひとつ。布袋様の大楽寺のみです。
大楽院最寄りの駅である新丸子から、大楽寺のある元住吉へ。ここで、新丸子駅のイダイモール商店街「菓心 桔梗屋」さんにて川崎七福神認定の「開運しるこ」を購入しました。
家についてからいただきましたが、和三盆のほんのりとした甘さが歩き疲れた体に染みわたります。
さて、七福神めぐりに戻ります。東横線に乗って元住吉で下車。綱島街道を経由し12、3分程歩き、最後のお寺、布袋尊の待つ大楽寺に到着しました。
本堂の中に入り参拝します。御朱印も本堂の中でいただきました。最後なのでこちらで日付もいれていただきます。
7つのお寺を参拝でき、すべての御朱印が揃いました。初めての川崎七福神は、午前10時にスタートして、途中休憩をはさみながらも、すべてのお寺を参拝し終えたのが午後16時。iPhoneの歩数計では、2万歩を超えていました。なかなかの達成感を得られます。そしてとても縁起の良い新年のスタートをきることができました。
地元の人々からとても親しまれている、川崎七福神めぐり。
まだ参拝されたことのない方も、ぜひ来年はチャレンジしてみてください。