武蔵小杉の今とこれから
新・小杉散歩
2017.06.29
中原街道の旧家のお屋敷跡
東海道が整備される前の江戸前期、中原街道は相模国と江戸を結ぶ主要道路として栄えていたのをご存じですか?
1608(慶長13)年に二代目将軍・秀忠が小杉に御殿を構えたあたりでは、徳川家だけでなく、西国の諸大名も中原街道を利用し、人の往来が多かったといわれています。
東海道ができてからは、一時期の賑わいを失うものの、人の往来だけでなく、物資の輸送など、生活に欠かせない道路として現在まで利用されてきました。
中原街道の通る陣屋町、御殿町界隈は、いまもその名残が随所にみられ、陣屋町にはその面影をたどる歴史ガイドの案内図も設置されています。
この看板のあるゲートスクエア小杉陣屋町の敷地もそのひとつ。小杉の地で約400年続く旧家・原家の母屋跡地を示す石碑が建てられています。
母屋は移築されているものの、表門は現在も当時のままの姿で残されています。
原家の旧母屋については、「中原街道と周辺の今昔」デジタルアーカイブに詳しく掲載されています。気になってみた方は、こちらもご覧ください。