新・小杉散歩
2025.03.04
二ヶ領用水の河津桜が満開です
暦の上では春ですが、まだまだ寒い日が続くこの頃。武蔵小杉での春の訪れといえば、二ヶ領用水の河津桜を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。今回は満開を迎えた2025年の二ヶ領用水の河津桜の様子を写真でお伝えします。
小杉御殿町の交差点、今井上橋の近くでは、例年早めに咲き始める河津桜が並んでいます。
今年は2月下旬には五分咲きになっていて、3月に入ると足元に花びらがたくさん舞っていました。

2025年2月下旬撮影。

2025年3月1日撮影。
今井上橋の先を神地橋方面に向かって歩くと、こちらにも満開の河津桜が。
反対の歩道には、色とりどりの花壇の植え込みが美しく広がっています。
日当たりの良い場所には、鯉や鴨が戯れていました。
散歩をしている方々も、足を止めてお花見を楽しんでいます。
フェンスには今井小学校三年生の生徒たちによる、かわいらしいポスターが飾られていました。
中原区の区の木に制定されている桃の花も、少しずつつぼみが膨らみ始めています。

白い八重の花を咲かせる花桃「寒白」。

ひな祭りで広く知られている品種「矢口」。こちらもあともう少し。

神地橋付近は特に花桃が多く植えられています。こちらはひと足先に咲き始めている「新矢口」。
この花桃は、中原が桃の里であった事を後世に残すために発足した「二ヶ領用水・中原桃の会」が、1985年から植樹し始めたもの。二ヶ領用水沿いに18種類の花桃の木を植え、毎年花が咲く頃には、記念植樹や苗の販売などを行う中原桃まつりを開催しています。今年は3月23日(日)に開催。記念すべき40回目を迎えるそうです。
泉沢寺周辺では、梅の花が見頃を迎えていました。メジロが花をついばんでいて、とてもかわいらしいです。
帰り際に高顔寺にお邪魔すると、枝垂れ梅が艶やかな姿で見頃を迎えていました。
桜を見上げながら行ったり来たりしていたら、だんだんとお腹も減ってきました。同じく二ヶ領用水沿いにある、コスギアイハグのグリルマーケットでランチをいただきます。
グリルマーケットのランチは、敷地内の精肉店「UEHARA MEAT」、鮮魚店「魚市場 鈴治」、米店「農家のお米屋さん」、キムチ専門店の「福美」から、それぞれ好きなものをチョイスして自由に組み合わせて定食をつくることができます。
平日のお昼を少し過ぎた時間でしたが、グループやご家族連れの方々が、それぞれ思い思いに食事を選ぶ姿が見られました。

農家のお米屋さんで購入した普通盛りご飯(140円)とガーデンサラダ(190円)。魚市場鈴治のお刺身盛り(500円)。※汁物と小鉢はランチのサービス。

コスギグリルマーケット
中原区小杉町3-24-10
河津桜の後には花桃、そしてソメイヨシノと、二ヶ領用水のお花見はこれからが本番です。ぜひ春の散策をお楽しみください。