変わりゆく街の魅力を再発見 新・小杉散歩

2017.11.01

ハイチアート展

秋も深まり、周囲の公園の木々が色づく川崎市市民ミュージアムへ。
現在開催中の「ハイチアート展」を観賞しました。

ハイチは、カリブ海に浮かぶ島、イスパニョーラ島の1/3を占める国。その面積は、四国の約1.5倍という大きさだそうです。
この「ハイチアート展」は、日本ではあまり知られていないハイチの文化と、その芸術の世界を紹介。61点の絵画を中心に「ハイチの風景と精霊たち」「ハイチの自然と動物たち」「ハイチの工芸とドラムアート」「ハイチの人々と暮らし」という4部によって構成されています。

フランスの植民地時代から独自に発展したハイチアートは、子どもが感じるままに表現するような、素朴画(ナイーブ画)と呼ばれる描き方が多くみられ、その土着的な宗教や自然豊かな風土色の強さから、生き生きとした表現力や色彩感覚、独自の信仰の世界を感じることができます。

J.N.E. キャデ 《ゴナイーヴの農場風景》個人蔵

ジャン・クロード・ポール 《花の中のおうむ》個人蔵

鮮やかな色彩と、自然や素朴な生活をのびのびと、ときにはユーモラスに描いているのも特徴。また、キリスト教と土着宗教のミックスしたヴードゥー教の影響により、擬人化された植物や動物など「万物に神が宿る」という思想が、作品に表れています。

フィルトン・ラトルチュール 《狼の子を連れて散歩するライオンのカップル》個人蔵

フォーレスト・アヴリール 《幻想の森》個人蔵

このほか、ドラム缶を加工するハイチの独特な工芸品である「ドラムアート」や、写真家・佐藤文則氏による、ヴードゥー教とともに生きるハイチの人々の姿をとらえた写真22点も展示。芸術だけでなくハイチの宗教や歴史背景も幅広く伝えられた、貴重な企画展示です。

「ハイチアート展」は11月26日(日)まで。
11月11日(土)には、親子向けの鑑賞会も開催されるそうです。
観覧料は一般300円、65歳以上・大学生・高校生200円、中学生以下は無料。イベントや開館時間、休館日などは、下記の公式サイトからご確認ください。

川崎市市民ミュージアム

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