歴史資料室

「中原街道と周辺の今昔」デジタルアーカイブ

高願寺(高元寺より改称)

高願寺の本堂(平成20年)

高願寺の本堂(平成20年)/高願寺山門入り口の立て看板(平成20年)

高願寺山門入り口の立て看板(平成20年)

覺王山高願寺は、中原街道と府中街道との交差点近くにある。府中街道と二ヶ領用水に囲まれた場所に、寛永15(1638)年に福専坊順徹法師によって開山された。浄土真宗西本願寺派の寺院である。(現在、18代宮本義宜住職)

寺伝によれば、新田義貞の子義興、義宗らが上野で兵を挙げ鎌倉へと進みし後、足利尊氏との鎌倉争奪戦の戦乱の影響を市内でも被り、その家臣の霊を弔うための草庵として始まるとあるが不詳。

当初の本堂・庫裏は灰燼(かいじん)に帰し(宝暦3『1753』年、翌、宝暦4年に第7代・南順によって再建された。その本堂も昭和57(1982)年2月、火災により焼失し、現在の本堂はその後に再建されたものである。

江戸時代には阿弥陀領の土地石高を賜受され、侍寺とも俗称され、神地の光円寺も帰依寺であった。

また、宮内の学校教育の発祥の場でもある。明治6(1873)年、宮内学舎と名付けられた寺子屋が開かれている。(後に宮内学校)

尚、現在の寺号は平成17(2005)年に、高元寺から真宗寺院建立当初の寺号「高願寺」に改称された。本尊は阿弥陀如来である。